河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

大和天川村「洞川温泉他」

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 大和下市で吉野川を渡り、古い市街地を行くと寺坂寿司店があります。出発前に鮎寿司の〆と焼きのセットを二つ頼んでいましたので、ピックアップします。この近くには、歌舞伎義経千本桜弥助の段に出てくる「弥助」もありますが、温泉行でのピックアップは寺坂にしています。

 ここから約一時間、トンネルや渓谷沿いの厳しい道を走ると天川村の川合に着きます。この川合の三叉路を左に進むとみたらい渓谷をから洞川温泉へ着きます。大峰山岳信仰の拠点のこの町には門前街が形成されていて、登山の後先には厄払いと称して男どもは羽目を外したようです。洞川共同温泉はこの温泉街の入口にありますが、我々はこの日の夕餉の食材に、ごろごろ水(名水)で作った豆腐を山口屋で先ず求めてから温泉に。最近は名水豆腐と称する店が数多あるが、ここが本家です。

 共同温泉は食堂がないという見識を持った施設です。要は温泉だけを楽しんでくれと言っておられるのですね。しかし、私共のような自称「通」は弁当を持参して、奥の休憩室で食をして、また横になってから再び温泉へと繰り返されている。最近露天が設けられて、昨日は雨も降っていましたが、露天の時は快晴。青空に杉が真っすく突き刺さる様は露天風呂の醍醐味ですね。

 さて、温泉行に加えてのもう一つの目的であります天河大辨財天社へ向かいます。川合に戻り、三叉路を左に取り数キロ走ると、テレビや映画でも有名な天川伝説殺人事件の舞台ともなった辨財天に着きます。
 日本三大弁財天の一つに数えられ、古来より聖地として多くの聖人やアーティストを魅了してきた神社. 1300年の歴史をもつ水と才能、芸術と財宝の大神様です・・・とものの本にあるように、このような地にしては素晴らしい社が建っています。
 8月6日は「七夕祭」ということで、神職が忙しく立ち回られていました。芸事の信仰を集めるだけに、本日は大変な賑わいになるのでしょう。

 写真:下市寺坂、洞川温泉、みたらい渓谷、弁財天、祭りの舞台

 データ:洞川温泉600円、午前11時から午後8時、水曜日定休日、駐車場は1時間まで無料、寺坂は当日でも予約可能(0747-52-2076)