今では、恒久的な建物が建てられていますが、往事はプレハブの浴場でしたが、震災時の人々の心を潤わせた大切な温泉です。併設されているのは足湯に、温泉スタンド。無料で利用できるようですが、温泉スタンドは係員に声をかけなければならない。
周辺は閑静な住宅だけあって、芦屋マダムがタクシーでお越しになると紹介したこともありましたが、今回は近くの谷崎潤一郎記念館を紹介します。「細雪」「痴人の愛」などの名作を作った谷崎ですが、繰り返し婚と歳の差婚では現在の芸人の走りのような御仁です。
おまけに、友だちに夫人を譲ったという。ご婦人の敵のような存在ですが、お風呂好きで、二階に大がかりな電気で沸かす風呂を作り、終いには電気代にも困ったという。今なら毎日「芦屋温泉」に通ってきそうですね。
写真：芦屋温泉、谷崎記念館外観、玄関
芦屋温泉：芦屋市呉川町14-11(0797-32-0204)、火曜、第1・3水曜（火曜、第1・3水曜が祝日の場合は営業、1月1～3日休）14:00～22:30（閉館23:00）、足湯は11:00～日没
