河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

能登「和倉温泉 旅亭はまなす」

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 元職場の先輩が、卒業祝いをしてやるという。一年遅れでも何でも、この手の話はすぐに乗るタイプであります。招待というからには、目的地や旅館はあてがい縁は承知でありますが、和倉と聞くと何やら不安が。

 でも、先輩をピックアップしてナビに目的地を入力する時点で不安は、余計な危惧と消えた。あの、お化け屋敷のような「KK屋」ではなく、こぢんまりとした、六部屋ほどの料理旅館という。

 河内からは四百キロほどです。途中、福井県今庄の蕎麦を昼食に。何時来ても、美味しい。おろし蕎麦にするが、そば湯を飲む時にはつゆが薄まってしまい、つゆの追加です。今庄駅近くの「ふる里」(0778-45-0805)です。

 さて、又高速の人となり一路和倉を目指します。道路が整備されて、和倉の近くまで高速が来ている、40数年前に最後に能登を訪れた時とは雲泥の違いです。旅館もビル街と間違うほど高層化されて、そして陳腐化が進んでいる。北陸の名温泉地といわれた場所全てがこうだ。

 旅亭「はまなす」は実にこじんまりしているが、向かいの巨大な旅館より、人間らしさを感じるのは私が歳をいったからか。温泉は源泉(95度)を加水しているが非循環。塩分が多く飲用にといわれてものどの奥に行かない。料理は、実に素晴らしい。目を引くような込み入った細工はされていないが、見えない処で料理人の粋が伺えます。久しぶりに堪能させていただいた。お料理に、温泉に。

 写真:和倉温泉由来、はまなす玄関、温泉

 和倉温泉散策にて
 家持が ひたれなかった 湯にひたる  新偐家持