若い頃は、旅行と云えば宴会やお料理が中心でしたが、年を喰うとそれまでの美味しいものが喰えなくなりますね。
良い例が朝食の朝粥などその典型です。副菜より茶粥だけでも満足ですね。胃の腑からの温泉療養と云えばかっこが良すぎますか。今朝も戴きましたが、温泉の量が減ってきているので、薄くなってきたようです。
もう一つは今回は「ゆめ蕎麦」でした。この日一番の客故「そば湯」には味が無かったのは仕方が無いですが、それなりの味が。前庭の素晴らしいロケーションと共に美味しく戴けました。
最後は、景色と云うか風情でしょうか。今回は上山旅館で野いちごを見付けました。たった一つだけでしたが可憐な赤い色と姿。野にあってこその一つとも云える「野いちご」翌朝なぜか無くなっていたのが寂しかったです。
写真:朝食の温泉粥、ゆめ蕎麦、野いちご
野いちご
野いちごの 姿求めて 坂登る 露天の道に 消えた赤の実 <偐山頭火>