古の人々は温泉に神秘の可能性を求めて、薬としても使用していました。温泉寺として数多く現代に伝わっています。山口県長門温泉は曹洞宗の僧職によって1427年に発見され、湯本は大寧寺の寺湯として始まり、現在も源泉は同寺がお持ちです。長門を代表する高級旅館大谷山荘は、宿坊がその始まりです。
前置きが長くなりました。今朝は温泉の薬効果とでも言います、温泉粥を頂きました。何度も記しますが我が家は数十年来、朝は茶粥です。米1水10の比率で時間をかけてトロトロに仕上げます。百姓の腹を痩せ我慢させる、知恵のような食事です。水飲み百姓の語源でしょうか。
温泉で炊く場合も同じ分量なので、上山旅館で頂くそれよりは水分が多いです。塩田温泉というように、塩分が微妙にありますのでそのままで頂けます。これで、ヤマサの蒲鉾を残して、今回の旅を全て食べ尽くしました。
写真:薬湯粥(温泉粥)、醤油は龍野「カネヰ」です