河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「夏越の祓と半夏生で盛夏を乗り切ろう」

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 年の前半を乗り越えた祝い、後編も頑張ろうというのが「嘉祥の日 6月16日」で薬草入りの和菓子を笑わずに食べると良いそうです、区切りを月末に持って来たのが「夏越の祓水無月という和菓子を食べる、翌日7月1日から数日を「半夏生」といい関西ではタコを食べる習慣があるとか。町医者も多くなく健康保険も何も無い時代、神仏に祈るとともに自戒を込めた習慣であったようですね。

 嘉祥の日は笑わず餅を、危うく笑いそうになりながら食べ乗り切りました。本日の和菓子「水無月」と明日は「タコ」ですが。我が家では工夫して、この両方を兼ねて北琵琶湖特産の「鮒寿し」と山口県の「御神酒」とします。

 高名な作家が、夏バテに良いと愛で料亭の名を「湖里庵」と命名したという。高島市マキノ「魚治」の鮒寿しは三年もの。最近は本馴れと言っても「くさや」クラスの臭気は無く、上品に仕上がっている。一本買うと、刺身、茶漬けの具材、米を酒のあてにと際限なく利用できる古来からの発酵食品。

 お酒は山口県朝日酒蔵の「獺祭」としました。近年有名になり、伊勢サミットでも使われると噂になったが、そこまでは時の総理も口を出さなかったのでしょう。近年増産体制が整い、日常的に普通に近い値段で手に入るようになった。息子の差し入れです。講釈が過ぎました、半年の区切りは鮒寿しと獺祭にということでした。

 写真:鮒寿し二題、獺祭

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 六十代 半年超すに 山高く 超えたら谷も 光の手前に 
                     <あーしんど山頭火