河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「有岡城に行く」

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 伊丹の有岡城を見学して来ました。テレビドラマの舞台にもなり「荒木村重」が一時期治めていました。南北朝時代、摂津の伊丹氏によって築城され後に荒木が攻め落とした。ドラマ「黒田官兵衛」では一時期、官兵衛が幽閉されるシーンで描かれていました。中国攻めそして大返しの直前の下りです。

 再開発事業で町並みが整備され、JR伊丹駅前のロータリーに当たるところが城跡だったため、少々窮屈な一角となっている。しかし、石垣などが残され城跡を連想出来ます。車が我が物顔で通過するより、歩行者や自転車が行き来する方が町としては落ち着きが感じられます。

 この地の出身で「東の芭蕉」「西の鬼貫」と俳句の世界で並び賞賛される、上島鬼貫の句碑等が城内にあります。彼の句とは、2016年11月東海道土山宿で「吹けば吹け櫛を買いたに秋の風」と云う句碑で出会っています。俳諧に自由に旅立つと云うには、経済的に豊かなお家、土地であったのでしょうか。

 再開発がドラマの後であれば、黒田官兵衛の標柱も作られていたかも知れませんね。しかし、慌ててドラマ人気に合わせて作らなかったとしたら、それも一つの識見です。

 写真:有岡城二題、説明板、鬼貫句碑等

 有岡城
 官兵衛が 執念で出る 石の牢  

 摂津国
 新酒よし 俳諧もなお 伊丹かな <偐山頭火>