河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

浪速の春の到来か

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 春の大一番が吹き去った浪速です、本朝は少し寒さが残りましたが、爽やかな晴天です。月初めの墓参へ行きましょう。何時も通りがかる檀那寺の掲示板には報恩講の案内が。26日とありますので、お参りできるでしょう。これも、春を告げる行事の一つですね。

 さて、お墓に近づきますと幟はたが林立しています。今年も武蔵川部屋の大阪場所部屋をここ八戸ノ里の土俵に置くようですね。墓参りの前に横目で見たら誰もいないので、朝の練習が終わったのかと思っていました。墓参を済ませて出てくると、若手が四股を踏んでいます。早朝日の昇らぬうちからの練習は過去のものになったのですかな。これも、近代化ですね。

 昨年来色々ともめ事が絶えない角界です。市井の相撲好きの一人としては、純粋に楽しみたいと思うのであります。どうも人が群れると俺が一番、近代化、しきたりなんて古くさい・・・と土俵の内外も含めて騒がしいです。特に自らを、マスコミと誤解しているテレビ帯番組が諸悪の根源のようにも見えます。

 相撲というのは自称「国技」であって「国のスポーツ」ではないと思っています。特に江戸期以降は、歌舞伎の公演に通じる「芸事」だと思います。それを、如何にもスポーツらしく見せるのが技か芸でしよう。無理なガチンコもダメだし明らかに八百長もダメ、この阿吽の呼吸こそ国技の国技たる所以かも。柝で始まり柝で終わる大相撲、大阪場所は柝以外の雑音が無く土俵内の技で荒れて欲しいですね。

 写真:武蔵川部屋二題、報恩講告示

 落語と相撲
 ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれないに みずくくるとは
                                 在原業平

 ちはや振り 神代も言うこと聞かず 竜田川四股名) 雪花菜もくれないから 入水するとは
                                 千早振る

 お相撲
 能狂言 歌舞伎芝居か 大相撲  <偐山頭火