丹生都比売神社は既に「 白洲正子「かくれ里」の最終章・・高野山天空の社 丹生都比売神社」という拙文で紹介しています。高野山へは翌日という行程を組んでいましたので弥助の鮎の後は、取りあえず吉野川を下り橋本付近まで。そこから、高野山への半ば辺りにある丹生都比売神社へとしました。
真言密教の根本道場を開くべく宇陀で適地を探していた弘法大師(空海)が面赤い二匹の犬を連れた猟師に出会い、大師の探し求める場所を教えるという。導かれて高野山に達し「山の王」に出会うと、山中に百丁ばかりの領地を譲り受けたと云われています。
ですので、高野山金剛峯寺と丹生都比売神社は神宮とお寺との関係になります。斑鳩の法隆寺で云いますと、法隆寺と龍田神社の関係。お寺と守り神さんでしょうか。そのような関係を現す現場を今回拝見することがでました。拝殿前で般若心経を熱心に唱えている団体がおられます。