河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

いざ高野山「金剛峯寺」へ

 灯台下暗しとはよく使われるフレーズです。遠くは見通せても足元がおぼつかない、遠くのものは良く見えると云う意味もあるようです。関連で、遠くの神さんはありがたい…という繋がりを無理矢理持たせて、先月の四国遍路の仕上げと云うとあまり良い表現では無いが、高野山聴牌と云うことです。
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 前泊は紀伊見荘という、紀見峠の和歌山側にある国民宿舎でした。二上山から葛城・金剛というルートをダイアモンドトレールと云うらしいが、これを偶にやる知人が疲れ果てて泊まることがあり、良い評価をしていたのを小耳に挟んだこと、温泉も湧いていると云う点も考慮したのは当然でした。
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 宿は何度も閉鎖の危機を迎えての結論らしく、下足は自身で、料金先払い、布団は自分でという超合理的です。これはこれで良いと思います、コスト減が客にも還っているなら。温泉からは、南海線が見えて鉄道ファンは喜ぶでしょうね。
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 宿から、橋本経由九度山から高野山の大門へ。大門は空海大師の生まれ故郷である四国を向いていると思うのは私だけでしょうか。大門から、壇上伽藍が始まり、中門から京都方向に向かって山内へ入りますと金堂と、根本大塔等が立ち並んでいます。歴史の割りに新しい建物が多いのは、高野山というお山の上にあるお寺だけに、各施設が避雷針のように雷を呼び寄せては火災に見舞われているから。
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 山内を逆時計回りに、御影堂と三鈷の松が見えて来たら一周ですね。最後に再度手を合わせて参拝終了です。後は土産の濱田屋の胡麻豆腐を求めたら、河内へ帰りましょう。高速道路を使うとやや迂回するように走りますので、紀見峠から大阪外環状へ入り八尾経由で河内温泉大学まで約二時間少々です。
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 最初に聴牌と申し上げたのは、四国遍路88箇所に京都東寺と高野山を加えてた90箇所を私的遍路とするなら、東寺を残して高野山聴牌となるわけです。

 遍路
 四国から 灘瀬を渡り 高野山 <偐空海