河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

葉月

 八月を葉月とも言うが、お盆の季節・行楽の季節・物入りの季節でもあります。月初の事業としてはお墓参りです。高野槙はしなだれていますが、もう少し頑張って貰いましょう。檀那寺のお説教看板はそのままですので、お墓参りの記録は無し。本日は読書会仲間の智麻呂さんを訪問するので、途中の田圃の定点撮影をそれとしましょう。
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 20年程前に脳梗塞で倒れ、以来車椅子生活を送られている智麻呂さんです。唯一の楽しみと云えるのが、唯一自由に動く左手で描かれる絵画です。読書会の主催者でもありますので、仲間が集まる度に何か写生にと同人が画材を持参されます。それを、丹念に描写される絵は見る者の心を豊かにしてくれます。写真は愚僧が持参した、四国善通寺の大楠の画材写真と出来上がりです。
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 読書会仲間でもありますけん家持氏が、智麻呂氏の絵画集をブログで紹介されています。それも、今年中に二千点になろと言う作品集です。愚僧も画材を何点かお持ちして協力(?)していますが、何故か食べ物が多いのは食い意地が強い性でしょうか。
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 本日も近くの菓子店「絹屋」さんでわらび餅を持参しましたら、中身より外装に関心がおありでした。竹の皮とバランの葉っぱです。つい最近まではお肉屋さんや菓子店などでは、新聞紙で包むクラス以上だとこれで包んでくれました。色々角度や置き位置を確認されていましたが、作画にかかったところで邪魔をしてはいけないとお暇してきました。
 さて、如何様な作品に仕上がるか、けん家持氏のブログでの公開が楽しみです。
 
 静画
 ひたすらに ただひたすらに 左手のみ  <偐山頭火