河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

まぼろしとなった読書会の新年会

 コロナ禍の下で開催不能となっている読書会の新年会の案内が昨年届いていました。愚僧は、我が夫婦の通院の状態次第と云うことで、曖昧な返事を返しておりました。愚僧と愚妻が交互に通院していた頃の案内にて明確なお応えが出来かねるし、愚僧一人は何時も飯と飲料は持参しておりますので突然参加も問題ないだろうと云うことで。
 お寺の掲示

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 その予定日をすっかり明日の日曜だとばかり思っていました。昨年末には今回も先送りとの案内が届いているので間違っても問題が無いのですが、どうも記憶回路に支障が生じているようです。斯様なチョンボはよくあると云えばあるのですが、最近頻度が多いようにも感じます。
 写真は、本日陽気に誘われてお墓参りに、その帰路立ち寄ったお寺の掲示板が2月の日付けに。ご住職は90に近いお歳ですが、私と比べて先さきと事を進められているようです。
 新聞の切り取り

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 昨年から始まった「ふりさけ見れば」というお題の阿倍仲麻呂をテーマにした小説(安部龍太郎原作)を切り取っています。お話が複雑なのと氏名を覚えるのが苦手で、読書が止まってしまうことがあるので、ふり返りようです。「ふりさけ」ではありません。切り取ったスクラップは、読書会のメンバーで希望される方に回覧しています。
 挿絵(西 のぼる画)

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 遣唐使として渡り、何度か帰路についたようですが果たせず、結局唐に留まり高官にまで上り詰めたという人物。その彼がなぜ唐に残ったのかという小説展開が非常に面白いところです。現在184回目で、話のクライマックスにさしかかるところです。個人的な諸問題がある度に、切り抜きが途絶えているのですがこれからは忠実に残したいと思います。並行して「諸葛孔明」の小説も夕刊ではじまり、挿絵も似ていて混同しがちですが、この場合新聞社を恨まず、高い紙料に似合うオマケと喜んでおります。

 ベンチ箱の中はこれだけ

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 これが問題の自家制作した花壇のベンチの送られて来た中身。中国製で、ブランコのように足りない部品は無かったのですが、組立説明書が無く完成写真だけです。唐の末枝の中国では、国内用もこの様な売り方をしているのでしょうか。だとすると相当想像力に富んだ民のお国だと思います。

 ベンチとか 説明書きが たらぬなら 想像力を 出(い)でさせ惚けに <偐山頭火

 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出(い)でし月かも    <仲麻呂