河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

歩行者煽り解消 ファンカーゴの場合

 我が家の愛車ファンカーゴ、乗り出して19年が経過したボチボチ旧車というジャンルに分類されてもいい車歴です。フランス車のシトロエン2CVカングーをデッドコピーしたような、荷物が沢山積めて軽快で手軽な自動車です。我が家では、これにMTBを二台以上積み込み遠距離走行時には大変役に立っていますし、買い物でも役立つ車です。

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 トヨタでもこの様な車が作れるんだというお手本のような車ですが、次世代になると廃れました。原因は、高級化路線とは隔絶した装備と、その割りには作りに金がかかっているので美味しい商売にはならなかったのでしょう。

 その一つに、後部座席がすっぽりと前部座席の下へ滑り込む仕組みです。これだと、後席を外すと・・・という噓っぽいコピーを使わなくても後部が全て荷室になるため、MTBの二台も積めるというもの。家業となっている草刈りの機械や、除草した草もたっぷり積めます。この機能が、後継車には無くて後席を立てて室内に置き換えるだけなので、容積は少しも増えません。金がかかる作りですが、ユーザーはそんなことにはあまり関心が無い様子です。

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 このファンカーゴのサイドミラーが音はすれども開閉せず。と言う状態になりました、脇を歩く老人からは此奴煽っているのか・・・と怪訝な視線をあびつつ八月中走っていましたが、もう限界です。馴染みのガレージへ持っていくと、「新品で25000円、中古をネットで探しても15000円、せめて5000円でも手間賃が欲しいと」「ヘエー新品で揃えたら、新車が買えるで」「なら、断線しますか?」「はい、そのつもりで自分でもトライしたがハーネスが分からず持って来た」

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 以上の経過から、サイドミラー開閉のモーターの断線をしていただきお静かに、鏡の調整部は生きているようです。手間賃3500円で気分的には新車です。昨年は自分で板金も綺麗にした(つもり)ですから、もう暫く騙しながら乗って行こうと思います。

 ポルシェ

 18億 とは云わずとも ポルシェなみ ファンカーゴは 良き旅仲間 <偐山頭火>