河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

大阪に春の訪れ

 古都奈良に春の訪れを告げるのがお水取り、大阪の春は大相撲というフレーズが定番ですね。お水取りは終わってから春が来ると云うが、相撲は開催を知らせる「御免札(ごめんふだ)」が春の訪れらしい。細かく記すると「お水取り」は「修二会」期間中の3月12日深夜に二月堂前の若狭井という井戸から観音菩薩にお供えする「お香水」を汲み上げます。「お水取り」と共に有名なのが「お松明」です。達陀(だったん)の行法といわれ12日、13日、14日の深夜のみに行われるこの行法は、練行衆が火天や水天に扮し二月堂内の暗闇の中で松明を燃やし行われるます。神秘的とも言える行法で、奈良を含め 近畿地方では「お水取りが終わると春が来る」といわれています。東大寺以外でも薬師寺等で修二会は開催されていますが、愚僧も一度見学しましたが東大寺のこれは二月堂でのたいまつが圧巻です。
 秋篠寺の若狭井

 前振りが長くなりすぎました。「春」に戻ります。大阪へ春を告げる大相撲は昨日(12日)から、奈良よりは二日のずれがあります。本日になっては生駒山の向こうもこちらも冬のような気温です。来週からお彼岸に入りますので、何方か親戚でもお墓参りに来られるのでは無いかと槇を入れ替えて周囲のお掃除をしていました。その墓地の北にある土俵に武蔵川部屋の幟が立っていました。これぞ大阪の春ですね。
 道場と幟

 しかし、いつもなら賑わう道場もやけに静かです。近寄って張り紙を見ると流しの見学はお断りとのこと。いわゆるコロナ対策です。今日からはマスク云々と喧しいマスコミなど知らぬ、と云わんばかりの防御ですね。まあ、体が商売の元手という連中のこと仕方が無いですね。相撲好きな親父も少し離れた場所からの見学となったようです。
 流しの見学お断り

 本論はここまで。リハビリを兼ねての輪行ですので少し物足りない。と、道場のある公園を横切り中央環状線を北へ走りますと、最近「高齢者ドライバー」が入り口を見事にすり抜けて店内に駐車したという子ども用品店の看板が見えます。愚僧も孫達のおもちゃを買いに来る店なので、今後の参考にと寄り道することに。
 自動ドアだけを潰した現場 入り口の表示がおかしい

 なるほど見事に(?)自動ドアだけを電車道ですり抜けられた店は、入り口を左端に移動させて通常営業です。腰の骨を折られた被害者がいなければ小話にでもなるのですが、いけませんな。自戒としましょう。
 最後に近況報告です。昨日襲来すると予想していた摂州の孫達が来なかったので、愚僧のみで馬鈴薯を植え付けました。30センチ間隔ですと10箇程度ですので、脇にも臨時の畝を作り植え付けました。昨年は不出来でしたので今年は力が入っています、成果は梅雨明け間近に報告できると思います。
 馬鈴薯の種芋です

 

 春を呼ぶ 相撲水くみ 馬鈴薯が <偐山頭火