河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

京丹後木津温泉「ゑびすや」②

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 師走の初日丹後木津にある木津温泉で骨休み・・・と温泉、蟹そして美味を楽しんできました。とはいうものの、中身は身の丈にあった庶民的な楽しみですが、要は価値観の問題だと思います。

 小町公園
 京丹後市大宮地区には、小野小町の終焉の地とされそれを記念する「小町公園」には、小野小町のブロンズ像が上品に設えられていて静かな時間を過ごせます。隣接する「歌仙」という蕎麦庵もうならせます。

 小町公園の隣町は「与謝野町」は与謝蕪村が丹後与謝出身という説もある。また、細川ガラシャが隠棲の地もすこし近く。また、木津温泉は、静御前出身の地と言うから、京丹後は紅白歌合戦のような所です。

 木津温泉「ゑびすや」
 は、松本清張が「Dの複合」を執筆した旅館として有名です。木津温泉行基さんが開湯した温泉の一つ。いわれはどうでも良い。泉質は私は関西では最高だと思います。無味無臭、色もなく刺激もない。
なら、何故そんな温泉にはいるかと問われる困るのだが、肌にまとわりつくことのない・・・これが温泉の極意だと思います。
 最近えびすやは温泉などを改修しました。結果については評価しがたいところがありますが、少々豪華になったのかな。反面、大正時代のあばら屋のような、本館を利用しようとアメニティーを向上したのは評価できます。

 さて、帰路は亀岡市にある亀岡城に遊んできました。大本教の本山のある場所です。高橋和巳の「邪宗門」のイントロで紹介されているお城です。紅葉が素晴らしかったです。駅前で「きさらぎ漬け」も買って帰り酒を楽しんでいます。

 路程;近畿北タンゴ鉄道木津駅(きつ) 京都縦貫道路宮津天橋立IC
 写真:ゑびすや本館 静の湯 行基の湯 亀岡城
 
 丹後木津温泉にて
 ○夕焼けが湯の色変える丹後木津
 ○朝靄の 静湯を 蜘蛛と戯る

 小町公園にて
 ○小町も 蕪村も ガラシャも 与謝野

 亀岡城趾にて
 ○二つの乱世を 静に見守る 堀の水