河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

京丹後木津温泉「桜花満開の木津温泉駅に迎えられ ゑびすやへ」

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 木津温泉に近づくと、駅前商店街を構成していた街区を避けるようにKTRの鉄路が道路から離れる。先回りして列車を迎えるように、通称「青タン」を待ち受けると、桜満開のホームに滑り込んだが降車客は僅かだ。ゑびすやへはここから、徒歩1分ほどで行ける。

 ゑびすやへ通い出して20年近くなる。温泉が素晴らしい、36度程度の湯故に長湯が出来て、何時までも冷めないそして単純泉の標準泉とでも言える泉質がリピートを繰り返させる。加えて、料理も奇抜さや豪華さを競う例に漏れて、実質・品質を押し出されている。大正館に泊まり、貸し切りの湯に身を任せ、小腹が減ったら近海魚と丹後の土の匂いのする野菜たっぷり頂く。都会人間の再生工場の様だ。

 この大正館、外観は木造の木賃宿のようだったが、最近大きく手を加えられたことから、ブームになっていると聞きました。今までは、私の専用旅館のようでありましたが、そうも行かなくなってきた。その影響からか、貸し切り風呂の利用もフロントにチェックを入れるシステムになった。今回それを知らずに、風呂に行き締め出しを食ったが、女中頭に助けられた。

 人の出入りが多くなると、約束事が多くなるのは当たり前だが、お聞きすると利用者のマナーで補える範囲だが、それが出来ない人が増えてきたと言うことで諦めるしか無い。丹後の地は、静御前の生誕地小野小町終焉の地そして細川ガラシャが住まいした所と美女に関わりが多い。と、甥が丹後出身のお嫁さんをもらった披露宴で挨拶したことがあります。そんなことを思い出してチェックアウトしていると、女中頭と脇でほほ笑む女将さんもその列に入れたくなる。丹後の湯は美女の湯でもある。

 写真:木津温泉へ向かう列車、ホームの桜、大正館内、ごんすけの湯、地域の温泉利用施設(野菜洗等)

 ごんすけの湯にて
 なにもない とうめいな湯が 人磨く    <偐山頭火>