目指しはしましたが結論から申しますと、本日休業。代替施設はあるのはありますが、近頃流行のスーパー温泉風に付き遠慮して倉吉経由で三朝へ直行と相成りました。関金温泉で入湯を果たせなかったのは、共同浴場では1軒の「関の湯」です。写真で見てもらえるような、畳一枚程度のお風呂を男女共同で使っています、もちろん仕切り板はありますが、浴槽内はお湯は行けいけです。
せめて雰囲気でも味わってもらおうと、足湯にて関金温泉を体験です。放射能泉で、三朝温泉に次いで日本国内第2位のラドン放射能を有する。関金温泉と三朝温泉の湯が放射能を帯びている理由は長年不明だったが、1955年（昭和30年）に近くで水成ウラン鉱が発見され、これに由来することが判明したといいます。源泉温度は40超でやや熱めです。
さあ、倉吉を目指しましょう。倉吉市は打吹玉川地区をはじめ土蔵が多く、白壁土蔵の街として知られています。三朝温泉の木屋旅館の親戚筋にも当たり宮沢賢治「銀河鉄道の夜」のカムパネルラのモデルとされる詩人・童謡作家河本緑石の出身地であります。今やここにも外国人の波が押し寄せていて、土産物屋の前には長蛇の列が出来ています。その横に「ちくわソフト」なる看板もあって、緑石ならどのように表現するかと想像しつつ、大山牛のお乳で作ったソフトクリームを食べながら眺めていました。
関金の借りを返すべく、三朝温泉では「株湯」にて本日の旅の垢を流しましょう。三朝の原点と云われる株湯は係員が「熱いですよ」と一声かけてくださるほどの温度。湯桶のそばにいているだけでも、サウナのように熱気で汗が出てきます。湯上がりに戴く源泉も、胃の腑にやさしく友との久しぶりの夕餉に備える事ができます。
写真：関金足湯、倉吉元帥酒造、行列とちくわアイス、株湯、同飲泉
緑石が
外人が ちくわソフトで 倉わからん ＜偐緑石＞
外人が ちくわソフトで 倉わからん ＜偐緑石＞
