河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「浜寺への道」

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 自宅のある河内から西へ進むと生野区のコウリアンタウン、日本語では御幸通り商店街に入る。文字通り韓国の食文化と衣類を取り扱う大きな街の象徴的な通りである。

 キムチやトックそしてチジミなどが早朝にもかかわらず並べて売られている。豚のミミや鼻も並んでいるのは、釜山の街に迷い込んだ錯覚を覚える。

 四天王寺を過ぎ、新世界の喧騒を通り過ぎると、異次元の世界に迷い込んだ錯覚に、上町台地の南の端阿倍野区でも住吉区にさしかかる辺りには高級住宅街に出る。阿倍野神社は、その上町台地の西の端に鎮座まします見事な社だ。

 さらに阪堺線沿いを南に下ると、いよいよ住吉大社だ。先日から式年遷宮の儀式が行われていると聞くが、我々部外者にはその様な気配は一切伝わらないで厳かに行われているのだろう。
 反り橋の「赤」だけがいつも新鮮な社だ。

 何気なく辿った、生野区の韓国街から住吉大社迄の道のり、さらに堺への道の上に並ぶ歴史を考えると、日本とその隣国韓国とのおつき合いの歴史でもある。常に何らかの形で関係を紡ぎながら歴史を重ねているのだと思う。
 そして、大和川の堤を越えると堺に入った。以後は前号に記したとおり。

 写真:早朝のコウリアンタウン、北畠顕家公像・阿倍野神社、住吉大社反り橋