河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

難波を西へ「四天王寺から住吉さんへ」

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 東の旅(?)が続いた後は西へ行くかと表題の輪行に、今回は大学キャンパスから直行なのでcannondale号での道行きです。親父の月命日に当たるので、天王寺さんへお参りして墓前の槇を購入するのが動機でした。しかし、目当てのテキ屋さんはお休みでしたので、そのまま通り越して住吉大社までと云うところですが、住吉さんへの動機は後ほど。

 四天王寺では「古書販売」が行われていますが、昨日で最終日とかで歯抜けのテントも何軒か見受けられます。「五輪書」とか何やら難しそうな本が山積みされています。在庫の日干しと売れたらいいや・・でしょうか。熱心に何やら探しておられる方もいます。が、私には余り縁の無い世界です。

 では、住吉さんへ熊野古道を走りましょう。走る人の主目的が街道名なので、紀州へ向かう方は紀州街道、堺で高野山へ向かう方は高野街道でも良い。今回の私の場合、厳密に言うと「住吉街道」であります。阪堺電鉄上町線のプラットホームが街道にも成らんとする微妙な場所を過ぎると「安倍晴明神社」が左に鎮座します。京都、奈良にも縁の社があるそうですが、ここは生誕地とか。産湯を使ったという。なんだか寅さんの帝釈天の口上のようです。生業の占いも未だになさっているとか、受付がありました。

 更に走りますと、万代池を過ぎて南海本線をクロスすると住吉大社へ出ます。熊野街道からだと神社の裏手から入ることになります。本殿脇の土俵を見て正面に出ますと気の早い「七五三参り」でしょうか、子どもが着飾っています。さて、本日住吉さんまで足を伸ばした理由ですが、近く長男の長男の食い初めのお参りするというので下見でしょうか。少々無理勝手な理由です。

 御田も豊穣に実り幼児にとってはさい先の良いお参りになる事でしょうと、爺さんは吉祥に内心喜ぶ。摂社「浅沢社」にもお参り、何時ものように芸事師達の提灯を拝見して休息。ここから河内を目指して一気走りです。バイクが大型になると長距離も楽ですが、流石に四〇キロを超えると少々お疲れです。本日午後は不動の湯と鍼といたしましょう。

 写真:四天王寺二題、阪堺線安倍晴明神社、住吉神社反橋、御田、淺澤社にて

 東奔西走
 秋色を 探しさがして 東西 <東西山頭火