河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「住吉さんへご参詣に」

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 お伊勢さんに続いて、なんだか神様に憑かれているようですね。斯様な不節操ではありません、「住吉駕籠 」という落語を聞いていたらつい走ってしまった次第です。住吉駕籠は、レンタル駕籠かき(昔は親方に賃料を日々払って営業していたようです)が、住吉さんの前で営業するがドジばかり。最後に住吉大社へお参りを済ませたという、酔っ払いにさんざんコケにされるというお話し。亡くなった桂米朝が懐かしいお題です。

 現代の住吉参りは、河内から平野区大念佛寺西田辺のシャープの本社前を過ぎ、北畠過ぎで南へ進むと万代池。更に進んで「住吉街道」で真西へ向かうと住吉大社の真裏に出ます。一口で書くと何でも無さそうですが、10キロ程度はあるでしょう。見所も沢山ありますが、シャープ本社を見物というわけには参りませんね。

 住吉さんへお参りする前に、境外末社浅澤神社」へ。なんでも芸事の神様と云うことで、芸能人の提灯が沢山。次に大社内の「御田」(おんだ)へ、稲穂が頭を垂れており収穫期を迎えているようです。幾ら御田と云えども雀攻撃はあるようで、案山子がお守りされていました。

 住吉大社は昨年の姪の結婚式以来、この時は「余明軍」の歌でご挨拶しましたが、太鼓橋近くにある歌碑では「草枕旅行く君と知らませば 岸の黄土ににほはさましを」が銘版に刻んでありました。神社の前では、現在の「住吉駕籠」さんでは無いですが、タクシーや電車も客待ちされていました。

 さて、ここまで来ましたら上町台地を北に駆け上がり「四天王寺」迄参らない手はありません。住吉大社前で分かれたチンチン電車と再び出会うのが、安倍晴明神社近く。四天王寺はこの先ですが、山内は弘法大師の月命日とかで大賑わい。バイク持参ですと危険ですので、高野槙を購入して、一気に退散して来ました。

 写真:住吉街道と熊野街道交点の味噌屋さん、浅澤神社と提灯、御田と説明板、太鼓橋と脇の歌碑、安倍清明神社

 MTB参り
 住吉へ 駕籠にも乗れず 二足こぎ  <偐山頭火