河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

京都山端釜風呂「老夫婦お盆の休暇は相変わらず、勘違いもあったり」

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 世間で云うお盆休みの喧噪が終わった頃、老夫婦は半歩遅れの休養としましょう。と、云ってもまた何時もの京都、「またか・・」と仰らずにお付き合い下さい。夫婦共に4年間通った所だけに、わざわざ京都へ行くという感じがしないのも、度々ここを訪れる理由かも知れません。

 先ずは、京都御苑蛤御門から入ります。1864年8月20日蛤御門の変では門の周辺が長州藩との激戦地となった。現在でも門柱に命中した弾痕を確認することができるそうだが、私の見付けたのは単なるいたずらか。入って左が駐車場です。皆さんの向かう方とは逆の御苑内の名水「縣井」を目指します。ここで、御苑と御所の区別を、御苑は御所を含む国民公園、その一角に天皇がお住まいになっていた御所があります。でありますから、御苑内に斯様な施設もある訳ですね。

 乾御門から烏丸通りへ出て、「とらや」を目指します。室町時代より宮中御用達であった虎屋は明治維新後、天皇と共に東京へ下って行った。東京でも成功を収めて、また御所に帰ってこられたと聞く。学生時代には少なくともこの場所には無かった。濃厚な羊羹を土産とします。(訂正:「京都の大路小路」小学館刊によりますと、虎屋は維新後も一条通り西入るに虎屋黒川として在ったようです。多分烏丸通りの市電からは見えなかったのかな)

 さてここらで、腹の虫が鳴く。正面通りの「道楽」もと考えたが、真夏では駐車場があって風呂があっては山端平八茶屋の昼懐石と決めた。先ずは、釜風呂で疲れを取る。
 <お昼の懐石>
 八寸五種盛り、造り三種、吸物、炊合、焼物、揚物、酢物、麦飯とろろ、香物、水物
 を二時間ばかりかけて頂く頃には、夕飯はもういらんで・・・と座布団を枕に、高野川の流れを子守歌。

 写真:蛤御門、縣井、とらやの虎(寅ではありません)、お庭二景、更湯もある、八寸、麦飯とろろ

 京初秋御所から川端通りにて
 蛤が 虎を追いかけ 大路少路 <偐山頭火