河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

富山、石川・福井そして三重「縦横の旅 山代温泉へ向かう」

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 八尾の町を堪能したら、次は前田二代藩主利長縁の瑞龍寺に立ち寄って山代へ向かう事としました。山代温泉は当地で一番有名な「ホテル百万石」が経営に行き詰まったと出発前に新聞で伝えられていました。先の八尾でも大きなホテルが、弁慶のように立ち往生していましたが大規模旅館に団体客という、旅行業の構図が崩れているのでしょう。

 瑞龍寺高岡駅南徒歩10分程度。駅南中央から真っ直ぐ南に延びる道から山内への参道が整備されていて、自然に寺の正門に立つ事が出来る。さすが、加賀大名三代利常公が先代の菩提を弔うために建てた寺だけあって荘厳の一言に尽きます。城郭を連想させる造りは、江戸時代の名建築として国宝にも指定されている建造物が多いという。

 さて、これから山代までは国道八号を利用して金沢経由で行く事にした。大学生の頃、新潟と大阪間をトラックの運転手又は運転助手として走っていた経験がありますので、沿道がどのように変化しているかを見るのも楽しみです。いわば、北前船の運転手をやっていた事になりますね。

 しかし、旧道はほんの僅かで殆どがバイパスに作り替えられていて、昔を偲ぶよすがもありません。が、町を外れると旧国道を走っているなと感じる場所もあって、僅かな感触を感じつつ山代の町へ入りました。街全体の配置は変えようもありませんが、愉快リゾート、星野グループ等々の新しい経営者に取って代わられているのがよく分かります。その様な経営環境で最後まで踏ん張っていた「百万石」も憤死に至ったのでしょう。

 宿は最近よく利用しているかんぽの宿。ここも、先に利用した皆生温泉同様従業員がよく働かれています。お掃除も行き届いているし、食事も美味しかった。大昔金沢で食した泥鰌の蒲焼きがあったので注文しておいたが、国会で活躍する自称泥鰌よりは、歯ごたえがあって美味しかった。お風呂も、源泉掛け流し。宿の近くには地元人の利用する「総湯」があるが、あまりにも美しくなりすぎて足が向かいませんでした。

 写真:瑞龍寺、パノラマ写真、泥鰌の蒲焼き、かんぽの宿露天(借物)

 泥鰌の蒲焼き
 何故俺を 永田のドブに 連れ込むか  <偐泥鰌