河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

大坂夏の陣「不動の湯にて 夏の陣 骨休めとなるか」

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 ここ暫く、河内・泉州界隈さらに戻って河内と大坂夏の陣の戦跡を巡る巡業に出ておりました。特に河内若江の戦では、豊臣、徳川方共に痛みを分けた壮絶な戦だったことが、戦跡を巡って理解することができました。

 若者が自身のため、家族と郎党の名誉のために戦い、草枕に討ち絶えた事を思うと心が痛みます。我が身に振り返っても、二十歳そこそこで我が身代や一族郎党の行く末を願って、敵に切り込む覚悟は出来ておりません。それをやり遂げ散った木村重成、山口重信の男らしさは、ただ感服するばかり。

 戦国の世と現代とを比較するには、少し非常識と疑われても仕方が無いだけの時間差がありますが、もう少し今の若者に何かを期待してはいけないのだろうかとも思ってしまいます。

 国がTPP交渉に入ることに反対の諸君の多くは、20代と聞きました。学者先生の解説では「彼らは豊かな時代を知らずに成長したので、今暮らせることだけで十分だ・・・」と思っているので、外圧が進入するTPPには反対だと言うことらしい。同じような戦国の世、木村重成の馬上切り込む勢いがあれば、TPP交渉などを乗り越えて、日本の未来を切り開く可能性があるのではと・・・隠居老人が思うのは我が身の程知らずなんでしょうか。不動の湯の湯船の中でつい、ぼんやりと斯様な走馬燈を見ていました。

 写真:不動の湯外観、シックなマッサージーコーナー

 変な入れ墨の若者と風呂に入って
 出来損ない そんな入れ墨 何故入れた <偐山頭火&偐橋本市長>

 ps
 おじんのぼやきでした。