過日木村重成の墓所に関して記載したところ、お二方よりコメントと共にヒントを頂きました。一つは樫井の戦いについて。今一つは徳川方武将山口重信の墓所についてでありました。前者は、既に泉州に赴き素晴らしい収穫を上げることが出来ました。本日は後者の山口重信の墓と木村重成の位牌堂に見学して来ました。
先ずは木村重成の位牌堂は、墓所から西北約300m程の城蓮寺境内に。がらんとして位牌堂だけがやけに目立ちます。本堂などが建て替えられているようで、その際に境内が整理されたのでしょうか。表札だけが立てかけられているので、意識しなければ直ぐに視線外に出るでしょう。
次に山口重信の墓ですが、木村重成墓所から第2寝屋川を挟んだ真向かいの、墓園の一角に在ります。彼は、事故あって徳川に召し上げられた領地を取り戻さんと徳川方、井伊家の駒となって参戦。手柄を上げるも若江の地に散ったそうです。詳しくは墓の解説板をご覧ください。
さて、最後に今一度木村重成の墓所に参りますと、今回は花も手向けられておりました。少しアングル変えてカメラを川向かいに向けると、重成の墓の右奥に重信の墓が共に望めます。重信の墓石の方が立派なのは、勝者故でしょうか。さりとて、両者は勝ち負けが無かったのですが。
今回にて「大坂夏の陣」シリーズ(?)終了といたします。ふとした切っ掛けから記事にしたところ、素晴らしいヒントを頂き視野を広げることが出来ました。感謝申し上げます。
写真:木村重成位牌堂のある城蓮寺、位牌堂、山口重信の墓、重成&重信の墓(右朱↓印)、重信墓解説板