家事多忙に付き少々お疲れの愚妻を引き出し、大和路に遊びました。表題の順に楽しんだわけで、順番にご紹介します。秋たけなわにはまだ少し早かったですが、それなりにガス抜きが出来たようです。
天理市内の淡水は何度かご紹介しておりますが、鰻の旨い店です。天理市役所の南、100m程度にあり、駐車場もありますのでお勧めです。鰻重を頂きましたが、注文して約20分は我慢の限界でしょうか、この限界点を狙っているのかな。
空腹を満たしたら、散策にと店の脇を走る国道169号を南下します。山辺の道に沿って走る道路です。やや山沿いに入り込んだ辺りにあるのが長岳寺です。天長元年(824)淳和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建されたお寺です。その昔、神と仏を一緒に祭っていた、それを物語る歴史ですね。花の寺と云われますが、今は端境期故特に目立った花も無しですが、良い雰囲気のお寺です。
上層に鐘を吊った遺構があるので鐘楼門と呼ばれる門は、日本最古の鐘門で弘法大師当寺創建当初の唯一の建物とか。これより山内で、本堂や拝堂などが点在しております。龍王山を借景にした創建当時の姿を思い浮かべると,、往時はなんとも壮大なものであったのでしょう。
寺の直ぐ下には天理市の設けたトレイルセンターがあります。山辺の道をハイキングする人々の休憩所兼歴史資料館と云った所です。数々の副葬品が見つかった黒塚古墳の説明と共に、副葬品のレプリカも展示されています。若い女性グループから中年のカップルまで、休憩されていました。このトレイルセンターから、西を眺めると金剛・葛城そして二上山が遠望できる素晴らしいビュースポットです。
写真:淡水、長岳寺鐘桜門、トレイルセンター内、大和平野遠望、トレイルセンター入口のアンド山古墳
長岳寺付近にて
金剛と 葛城峰が 青垣か 大和の国を つつみ立つかな
金剛と 葛城峰が 青垣か 大和の国を つつみ立つかな