善峯寺は三十五年ぶりでしょうか、途中の道は余り変化が無いのですが、寺の中は張り出し駐車場が作られていて、見違えました。寺の案内では、この期間土日は大変混雑するが、平日はそうでは無いと書かれていました。しかし、大変な人と車でしたから、逆に土日の混雑ぶりがうかがえます。山号が「西山」でこの付近が西山と呼ばれたのか、京都の西の山地だから西山になったのか、鶏と玉子論争のような馬鹿馬鹿しいことを、連想しつつ山内の紅葉を楽しみます。
善峯寺から下る途中に「十輪寺」があります。創建八百五十年と言いますから、善峯寺(1029年)より古い。文徳天皇勅願とあります。在原業平が晩年隠棲したと言うことで、通称なりひら寺とも云われ墓もあります。以前湖北でも在原業平の墓を訪ねているので、二回目です。桜もありなりひら桜と呼ばれている。
西山を下りきると、長岡天満宮です。八条ヶ池を取りまくようにある天神さんは、桜も有名ですが紅葉もまた美しい。池を二分する中堤は参道として使われており、中堤真ん中の石の太鼓橋は、桂離宮を造営した八条宮と縁の深い、加賀藩主の寄進と言われています。
以前は、堤の真ん中を渡れて、キリシマツツジのトンネルをくぐり抜けるようになっていましたが、今はツツジ保存のため側道を渡ります。本日は非常にお天気が良かったので、神社内では酒盛りをするおじさん達もいた。
以前は、堤の真ん中を渡れて、キリシマツツジのトンネルをくぐり抜けるようになっていましたが、今はツツジ保存のため側道を渡ります。本日は非常にお天気が良かったので、神社内では酒盛りをするおじさん達もいた。
昼食は長岡天満宮付属施設の様に立地する、錦水亭で竹御膳という弁当セット。付近の竹林で育つ筍料理の店として特に有名で、シーズン中は予約が取れない。オフ時期は筍の天ぷらを中心とした簡素な料理を出されていたが、今では入り客も多いようで、少し豪華になったような気がします。また、春に予約したくなりました。