河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

成長点を食する「筍の場合」

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 食い物ネタ続きで申し訳ないが、今回は真に美味でありましたので、ご報告をいたしたくなります。春から初夏にかけては、様々な植物が、花開いたり、芽吹く時期、いわゆる成長の過程ですね。

 タラの芽や、蕨などもこの時期に頂くと美味しいもの。中でも筍はもっとも美味しいのではと思います。その、筍の朝堀、しかも、地面にもぐったものを掘り出すという。京長岡の錦水亭でもこの手法を使って、かつ掘り出したら立てたままで湯がくまで寝かせないと徹底している。

 我が家まで、産地吉野から届いた時は寝かされていましたので、錦水亭には及びません。しかし、大小数十本の筍の頭は土の中に眠っていたことが分かる、光合成の痕跡が無い。

 自分で湯がくことを条件に、ご近所数軒にもお配り。勿論、「ぬか付き」であります。我が家では、宮参りの写真を持って来てくれるという、息子夫妻の分を会わせて、湯がく。小さいものはホイルで焼くことに。焼き筍です。
 自我が付いてきたのか、我が家の空気に多少戸惑うも、可愛い顔で笑ってくれる赤子に、「早く一緒に食べられたら」と宴会は、木の実和え、テンプラ、吸い物等と進む・・・。

 写真:我が家で頂く筍達、右側はホイル焼きに

 筍
 春の芽の 成長点で 得るちから <偐山頭火