河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

九州修行の旅「薩摩焼の里から西郷どんの栗野岳温泉まで」

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 吹上温泉みどり荘の朝は爽やか、朝日に包まれて入る湖畔の露天もまた格別です。特攻兵士などの慰霊堂にお参りして辞する時に、女将に本日の予定を相談する。概ね私の描いていたようなプランを紹介していただいたのが、表題となります。

 吹上浜沿いを北上して暫く走ると、日置市の「美山 薩摩焼の里」の表示が見えてくる。指示に従って走ると竹林に覆われた薩摩焼の陶工達が集まる美山地区に到着です。中心にある「美山陶遊館」は、観光客にも簡単に土ひねりなどを楽しんでもらうと同時に、作家達の作品の展示・即売もしている。ねり上げたものは、後日焼き上げて送ってくれるという。私は、出来合の黒もんの一輪挿しを土産としました。

 美山の町並みは、由緒ある陶芸作家の窯やギャラリーが、閑静な生け垣の中に点在している。町が美術館と云った佇まい、その中にあって歴史を感じさせるのが、「沈壽官窯」十五代目が400年の薩摩焼を牽引する窯です。見学も可能だ。焼き物の町を堪能したら、次なる目標へ旅を進める。

 美山から更に北、いちき串木野市の冠岳麓に湧出するのが「冠岳温泉」です。以前来たときは聞かなかった名前だが、みどり荘の女将にも勧められた。名峰と云われる冠岳を眺めて・・・とはいかないものの、見事な露天風呂で癒やされる。

 同じ市内の国道3号脇にあるのが、金鉱山の廃坑で焼酎を熟成するという「金山蔵」です。レストラン併設なので食事もと思い向かったが、唐の国の子孫が集団で食事中で遠慮した。今売り出し中という鹿児島限定の金山蔵芋焼酎を、愚息などの土産に購入した。与謝野晶子の歌碑もあった、歌人とはよく旅されるものだ。で、昼食は持参していた「カロリーメイト」とする、あの喧噪で食事するよりはまだ美味い。

 今夜の宿は「栗野岳温泉 南洲館」と云う、一源泉一旅館という贅沢な温泉旅館。源泉も三つあり、それぞれ趣深い。霧島連山を見渡せる峠から、霧島温泉郷の噴煙の少し北に、栗野岳の噴煙も見えた。ダイナミックな景色だ。西郷隆盛が湯治を楽しんだと言うだけある。何度目か覚えが無いが、南洲館はいつ来ても満足させられる。

 元々連泊の予定であった。ここで一休みして更に旅を続ける予定でありましたが、諸事情で叶わず一泊のみとなった。しかし、「さくらの湯」、「竹の湯」そして内湯を楽しんだが、ラジウム温泉は工事中で次回の楽しみとした。乾季は源泉濃度が濃いため、一人での長湯は「危険」とある。意味が理解できる程温泉は濃い。

 写真:美山陶遊館、町並み、沈壽官窯(門構えが素晴らしい)、沈壽官窯一輪挿し、冠岳温泉二題、金山蔵三題、霧島連山、南洲館(建物左後ろが噴気)竹の湯(殆ど泥状の湯)、内の湯

 風呂仲間(後日登場も含めて)
 西郷どん 与謝野晶子に 野口雨情 <偐山頭火