河内では「ネコ」と呼ぶ伸し餅、決して原形では焼いて食べません。適当な厚さに切って、焼いたり煮たりします。この切るタイミングで、容易く切れたり難渋したり。しかし、容易いと云っても厚みのある餅ですから相当な困難があります。
この神聖(?)な作業を「元旦」に行った我が家での成果は写真の通り。時代劇風に千両小判のような箱に入れたり、薄く切ってかき餅風に。かき餅は乾燥用の容器で裏で干しております。
切り餅は、厚さがまちまちになったもので、焼く時に同じ厚さのものを選別しなければ、いびつに焼き上がります。焼き加減がどうのこうのと云われて、腕と肩がヒリヒリしても、家族が美味しそうに食べてくれる様子を見ていて楽しいものです。
後、親父の眠るお墓と親父の実家のお墓へ、正月のお参りに行きました。今年も美味しいお餅が食べることが出来ましたと、感謝を込めて。
写真:越後屋から悪代官への賄(餅)、おかきになれ