そもそも、今回のプール作戦は、長男夫婦の子どもが成長して手狭となった自宅を移転するというのが端緒でありました。今は堂島にある本社まで徒歩数分、デパートやホテル、公園などが集積した場所は何かと便利で、都会生活には満足していたようです。
しかし、前述の理由で・・・北大阪へ転居することとしたらしい。部屋数も３LDKと随分広くなるが、愚息の通勤時間が電車利用でで４－５０分かかるようになると云う。この程度は今どきは許容の範囲内だろう。そのため、今まで家に付属していた冷房装置などを購入に、家電販売店へ出向くためNちゃんを我が家で預かることとなった次第。今回も前置きが長くなりました。
そこで、老夫婦の立てた作戦は、昨年味をしめていた「プール」の出番でした。物置代わりにしている家から、出してきて設置。蚊取り線香、安全柵設置。プールには水を張り水漏れ点検、金魚や亀などの小道具、ボールなど小道具も万全の用意で迎えました。が、敵は号泣ばかり。あまりの泣きように「虐待」が疑われると心配するほど。
ならばと、プール作戦を諦め愚妻が考えていた「ピアノ作戦」へ切り替えです。これも、音楽になっていないと文句を言っているのか、こんなでかいピアノなど見たこと無いとの文句なのか、ただ号泣が続くのみ。
頭を抱えて、「息子を呼び返そうか・・・」と思案中にNちゃんが関心を示したのが、ディスプレイとマウス。そうか！！、と起動してNちゃん中心のスライドショーを見せると、落ち着きを取り戻し以後３時間は戯れていただいた。
写真：自分撮り（？）で遊ぶ児、閑散としたプール
