河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

はじまりは蜜柑 その後を一枚追加

 12月に入ると年末物産交流会が始まります。その一コマですが、展開が面白いのでご紹介を。蜜柑の贈り主K女とは半世紀近いお付き合い、最初はローカルな記者クラブに出入りする近所の喫茶店主。大昔の事件記者という番組をご存じな方は分かると思いますが、クラブを仕切る叔母さんに次いで必要な役柄は出入りの食堂等の出前持ち。K女は配達して欲しくない店の主で、出前はアルバイトの女子大生。お目当ては今日はどんな子が配達・・・、と思っていると残念ながら主が来るものです。
 有田みかん歓喜のKy君

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 水商売など何時までもやってられんと、損保保険の外交になられましたが成績は上位と見えて退職後もK女が来ないと契約せんという客もいたとか。私も彼女の男のような気立てに惚れて半世紀というところです。現在の医療保険も彼女の見立てで、結構助かっています。そんな付き合いも、ここ数十年は暮れの文物交換のみです。
 お返しに寅羊羹

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 Ky君に最高に美味しそうに食べろという指示を与えたところ、蜜柑にうっとりする笑顔が送られて来ました。勢州のKz君とNちゃんの写真を添えて礼状としたところ、予想通り第二発目がこの程届きました。出身地が北海道とある可成りでかい鮭、これが摂津、勢州そして河内と届きましたが、河内では食い切れないので燻すこととしました。 
 塩抜き作業

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 甘塩とありますが、少し身を試しに焼くと結構な塩味ですので写真の様に一晩塩抜きしました。本日早朝から水気を抜く風乾作業にうつりましたが、分厚い身のため一日では無理で夜干しに延長戦です。明日はこの鮭とその他を燻す作業に移る予定です。燻製を孫達に食べさせて・・・となるとエンドレス、今回はこのあたりで「耐え難きを耐え」て終戦といたします。
 風乾中の鮭

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 紀州から 届いた蜜柑 寅となり <偐山頭火

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 大凡7時間ほどでご覧の通りに。これから試食です、一緒に燻したチーズ類はお八つで食べましたが美味しかったです。

 

 燻した後の鮭です