河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

尼子衆の隠し湯「月山富田城の麓に」

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 島根、鳥取そして岡山と駆け足で巡ってきました。先ずは備忘録的に温泉を軸に旅を振り返っておきます。「足立美術館」を観たいというリクエストは何回か耳に挟んでいたのですが、今までは無視させて戴いていました。しかし、今回は旅の主眼に置いて、第一目標にしました。あらましは、先に書いたとおりでしたが、展示室数より多い喫茶コーナーとか、お土産店がやたらと多いというご不満もあった様です。

 そんな声とは別に私は、表題の尼子衆の居城「月山富田城」(がっさんとだじょう)へと更に山奥へ進みます。富田城の麓に湧く温泉が「広瀬温泉」です。この近辺での温泉としては足立美術館近くの「さぎのゆ温泉」が有名なのですが、富田城を眺められる温泉に興味を覚えあえて選びました。広瀬温泉は地元自治体が運営されているようで、健康教室も開催されている様子。運動して温泉に・・・この方が健康な老人には向いております。

 隠し湯にも見えない、お城もどきの施設の玄関には微笑まざるを得ません。それなりに古びてきているのも、何か風格にも感じられます。露天からは城下が眺められ、真向かいには「富田城」跡の石組みも眺められます。富田川から霧でもわき上がれば、マチュピチが出来上がりそうです。

 泉質は鉄分が多いようですが、癖も無く湯上がりもさっぱりしています。当日は直ぐに大山でお湯につかれる、と云うので湯上がりに流しもしなかったのですが、肌に纏わり付く気配も感じる事も無かった様です。機会があれば再湯したい分類に入れます。

 写真:広瀬温泉外観、露天と富田城跡(石垣)を望む、足立美術館二題

 広瀬温泉
 全国を 転戦するも 尼子衆 骨休めする 城下の湯  <偐山頭火