日本では秋祭や新嘗祭、キリスト教社会では収穫感謝祭と云う今年の実りに感謝する素朴な感情・感謝を表す祭りでしょう。ハロウインもそれかと思って調べたら余り関係が無いらしい。日本人は何でも胃袋にのみ込むが、それを血肉としない民族だと司馬遼が語っている、だから明治維新もなし得たという。儒教や武士道に殉じなかったということかな。今も信仰に関係無くクリスマスもバレンタインも消化し続けていますな。
さて、小難しい話は脇に置き偉人に語って頂こう。今年の稲作定点観察地点で昨日収穫の光景を拝見出来ました。長雨が終わりぼちぼちかと訪ねたら、写真の様に家族総出で収穫されていた。総出と言っても老夫婦とその両親のようであり、軍隊の戦艦用語で云うと「全舷」では無く「左舷若しくは右舷」でしょうか。今も使っているのかな、少し前の記憶ですが新聞社では使っていましたが。
コンバインで刈りとって乾燥させて、いつ頃食卓に上がるか知りませんが、家族や孫子たちにもプレゼントされるのでしょう。その時手を合わせて感謝、それが本当の収穫感謝祭かも知れませんね。
写真:定点観測7月から10月、収穫日
実り
秋の田に 大地の実り 血肉になれ 〈箸茶碗〉
秋の田に 大地の実り 血肉になれ 〈箸茶碗〉