河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

御所の高鴨神社で鴨南蛮を食し雪道を走る

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 今年に入って初めての奈良行は白洲正子の「かくれ里 葛城のあたり」を寅号で散策でした。パソコンのSEをして頂いているG氏から自転車行の果たし状が届いているのですが、こうも寒くては自転車も勘弁です。加えて敵は電動の山チャリを買ったとのこと、これでは端から勝負は決まっている様なものです。そして、数日前よりの寒波で奈良では降雪しているという情報も寅号を引っ張り出した理由です。その理由は、後ほど。

 葛城のあたりは、葛城山へ登るロープウエイの最寄り駅がある、吉野へ行く道筋程度のもの以外ではなく、町の中を散策するなど一度もありませんでした。当地の旧家出身の親しいご婦人からも、町の古いお話しや人々の暮らしぶりも伺っていましたがさほどの関心もなかった。どうも、明日香や斑鳩の陰で歴史の表舞台とは関係の無い土地との錯覚を持っていたようです。

 もっとも、伝説上は初代天皇の即位の場所とか、何代目まではこの地で宮を築いているのですが、歴史学者は認証されていないとの理由でまともに取り合わないこともその理由でありそうです。歴史を論じるようなブログでも無くその資質も無いので深入りはしませんが、伝説とフィクッションとは違うという白洲説に立って御所や秋津洲周辺を彷徨のも確かに面白いです。

 御所市役所に車を置き、トレンクルで役行者の誕生地と云う「吉祥草寺」では、本日夜のおおとんどの準備風景、その少し南には孝安天皇陵さらに南には武内宿禰の墓ではないかという宮山古墳などを見学して来ました。神宿る葛城の麓、田圃の中に浮かぶ島のような岡とその上の古墳。葛城を越えた向こうにも似た風景がありますが、それは前方後円墳に形が変わってきます。こんなことを考えてトレンクルを漕いでいましたら、無性に腹が減って来ました。ここ葛城の町や道筋には、食堂やコンビニがほとんど見当たりません。目障りな自販機も、序でですが日本を代表する缶飲料メーカー発祥の地なのですが。

 高鴨神社近わきに蕎麦屋さんがありますので、金剛山を風の森まで寅号で駆け上がることとしました。神社境内にNPO法人が設置、神社と市が管理している歴史資料館兼お蕎麦屋さんでは「鴨南蛮」をいただきました。鴨一族の元占めたる高鴨神社が関わるお蕎麦屋さんでは、これがベストチョイスだと思います。鴨肉と葱そして蕎麦で暖まったついでに、さらに上にある髙天彦神社まで寅号で登りました。本日寅号で出掛けた解です。それは「スタッドレスタイア」を試したかっただけなんです。

 写真:とんど準備完了の吉祥草寺、宮山古墳説明、葛城山を背景に風の杜、雪の高鴨神社、髙天彦神社への道

 鴨になる
 寅が鴨 喰って走(かけて)は 雪の道 <偐鴨>