河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

御所は豊かな実りと伝説の里

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 御所を中心とした葛城山麓の、豊かな伝説に関しては既にお伝えしたとおりです。白洲正子が言う古事記日本書紀も当時の神話を総括して整理しただけで作り話はない・・という痕跡を辿る今回の旅の私なりの総括は今暫くお時間をいただくとしまして、本日は表題の「豊かな実り」であります。なお、この旅の範囲内には「かもきみの湯」という公設浴場もありますが、今回は先を急ぐこと、さほど気になる湯でもないこと等からスルーしております。

 御所の旧家出身の知人恒郎女に云わせると、御所の野菜には御所の匂いがするらしい。何度か歩いた山沿いの畑の畝を見ていると、土の色の濃いことに驚かされます。葛城山麓から流れ出た谷川から肥沃な養分を含んだ土砂も流れだし、独特な匂いがする野菜を作るんだなと感じたことがあります。

 そんな野菜を買い込んできました。家人に褒められたい、と云う魂胆もあります。大根や里芋、白菜等々家人に云わせると安いな。でも、生協で注文しているのとかぶるな・・・とも。少しは褒め育てと云う配慮が無いものか。次回は、オーダーを聞いてから行くことにします。

 さて、何度か昼食を食べたおそば屋さんです。繋ぎが少ないと言うことは、ぶち切れの蕎麦を見ただけで理解出来ますが、もう少し努力の伸びしろも在るのでは無いかとも思います。蕎麦を引いた殻をいただいて帰ることが出来るのは、加点です。畑の肥料になりますが、河内の土に還る前に雀たちがほとんど喰ったようです。

 今回の小さな旅で、葛城のそば殻が河内の雀を養い、エンドウ豆の成長を助けるという金剛葛城山系と生駒山山麓の自然の循環が出来たようです。

 写真:藁の塔のある里山、御所の匂いがするか、鴨南蛮(高鴨神社脇)、放生池の鴨(食材料ではありません)

 味な里
 隠し味 土に染みこむ かくれ里 <偐山頭火