河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

銀輪の行き帰りに

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 天理までの銀輪行は大きなすり鉢状の大和盆地の西端から、東端までの単純な行程です。すり鉢の筋が大和川の河川網の様にも見えます。流域は百河川以上もが入り組んで、亀の瀬で大阪平野へと流れ出ています。木津川、紀の川しかりで、大和には水瓶がなく、どの河川も他所へ流れ出ています。そのすり鉢の中で走っていますと、河川の堤に出会いますが河川なのか、溜め池なのか果てはその堤の先はどうなっているのかと、心配になりながら走ります。もし間違えて行き止まりなら、元の位置まで戻るのですから大変です。

 そんな苦労の中でもこれはと、云うものを見付ける事もあります。先日は「新幹線」を発見しました。最近の軽便鉄道を探しつつ銀輪行での新幹線を発見ですね!!その新幹線は、超新規格で実用化は難しいでしょうが、投資金額は僅かで済みそうです。ただし、土日しか運行していないのが難です。

 新幹線を過ぎて少々大きな堤を越えたら「佐保川」でした。奈良市内で見た佐保川大和川との合流点近くでは立派に成長して、大型船でも運航できそうですね。この辺りは寺川、曽我川、富雄川等が複雑に交錯したジャンクションの様にも見えます。更に大和川を遡りますと天理市「長柄運動広場」へと導かれます。ここには万葉歌碑があります。「飛とぶ鳥とり 明日香の里を置きて去(い)なば 君があたりは見えずかもあらむ」と元明天皇が詠んだとか。近くにも同じ歌碑があるようですが、今回はこれのみと。明日香と平城宮への中間辺りですから、複雑な心中を詠ったのでしょうか。

 この辺りから斜面を登るようなルートになります。盆地の西側を「金剛生駒」山系と呼んでいるようですが、東のこの山々を一口で何と呼ぶのか「大和青垣」で良いのでしょうか。たたなずく「あおがき」でも青垣が表現されています、この幾重にも重なっているという表現から感じる取ると東の山々の方が重なり具合が・・・良いかな。と考えながらバイクを漕いでいると息が上がってきてそんなことどうでも良いと思いだしたら「大和神社」に到着していました。見学した後は向きを変えて、西の縁を目指して駈けたら振り出しに戻ります。

 写真:新幹線二題、佐保川、長柄運動広場万葉歌碑、戦闘食

 新幹線
 リニアより 孫が喜ぶ 新幹線 <偐鉄ちゃん>