天王寺区の歯医者さんに、帰路四天王寺さんへお参りの真似事などして帰ってきました。この所月一のペースで通う歯医者さんは、あべのハルカスの付け根近くにあります。天気が良いとMTBで通院で、本日は平野区の旧市街を散策しつつ向かいました。
西門から四天王寺さんへ
噛み合わせの調節と清掃でしょうか、大凡一時間程で終了です。後は、糸の切れた凧状態です。四天王寺へは西門から、やはり聞き慣れない言語が飛び交っています。千古の昔と同じと言えばそれまで、少々お行儀が悪いのはおおまけにしましょう。秋の古本市が催されていますので、回廊やその近くは遠慮です。
古本市です
そのお陰というか普段あまり行かない、元三大師堂辺りをうろついていましたら結構珍しいお墓に出会いました。出会いというのも可笑しいですが、出会ってしまったものは仕方有りません。一つは初代坂田藤十郎のお墓です。
坂田藤十郎は歌舞伎の名跡、現世は扇千景の旦那さんというと表現が逆と旦那さんから叱られそうですね。舞台でも拝見したことがありますが、藤十郎が動いた・・・。と思う程動かない芸は独特ですね。五輪石と功績を綴った石版がありました。今一つは文楽義太夫節三味線方の名跡初代鶴沢静六の墓です。
初代鶴沢静六の墓
文楽もかつては良く通いましたが、ここ暫くご無沙汰でした。このお墓に出会った(?)のは、たまには太三味線の音でも聞きに来いよと言う知らせかも。「あ」と言う音だけで30秒は唸っている義太夫に合わせて、ベンベンとばちを打つ三味線は、前に出てもいけないし、引きこもってもおかしい。微妙な立ち位置の芸術ですね。
元三大師堂と転法輪
お百度石の辺りで元三大師堂に向かうように手を合わせて辞してきました。