河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「銀輪行 四天王寺界隈庚申さん」

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 銀輪行という名のリハビリ、今回は四天王寺を目指して上町台地を登ります。河内からだとあべの界隈のランドマーク「ハルカス」が良い目印になります。しかし、生野や天王寺界隈の細街路に入ると暫し方向を見誤る事もあります。しかし、こんな場合も地面の傾斜を読むと大凡間違いはありません。

 平成の大修理中の四天王寺は被いがかけられたままですが、山内は何事も無く時間が過ぎているようです。この日も11時から金堂でのお勤めへのお誘いが場内に流れています。茶屋で休憩後、南門から庚申堂へと坂を下ります。

 庚申堂はかつては四天王寺の山内だったと云います。四天王寺自体も時代に合わせて改修が行われて現在の姿に落ち着いたのでしょう。南門を出て信号を渡りますと、竹本義太夫の墓と書かれた石碑が建つ「超願寺」があります。彼の関わった「曽根崎心中」などは何度か観ていますので、お礼参りと門をくぐります。しかし、斯様な標識の建つ場所にありがちな「後は勝手にお探し」です。彷徨きましたが見当たりません、主目的では無いので次回にしましょう。

 ここから坂を下ると庚申堂です。庚申信仰道教の影響と云いますが、風情は普通のお寺です。四天王寺が日本で最古クラスだから、この庚申堂も日本で最古参という。もっともな理由です。庚申さんでは「男はつらいよ」シリーズ第1作、寅が柴又へ登場するシーンが帝釈天の庚申さんでした。異人間が柴又に溶け込む、魔法の触媒のような役割に使われていましたのを思い出します。

 写真:四天王寺東門、南門、超願寺と石碑、庚申堂山門、本堂

 四天王寺
 義太夫節 語り下れば 庚申さん  <偐山頭火