河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

おおさか東線と桃園等を銀輪行ついでに

 おおさか東線が全線開通します。城東貨物線という、単線路が大阪市東部と東大阪市そして八尾市の境を走っていました。主に百済の貨物駅に貨車を運んでいましたが、いつの間にか鉄路には錆が浮かび、果てしなく待たないと貨車の通るのが見ることが出来ない鉄路でした。
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 淀川赤川鉄橋(仮設の歩道部を撤去して複線化しました)
 それを複線化して、客車を運行して新大阪駅まで通じるというおおさか東線が3月16日に開通します。中学校の頃、京阪電車で寝屋川まで通っている時にこの構想が打ち上げられました。今にも河内から乗り換えの環状線京橋駅まで直に通えるようになると思っていましたら、大学を出て会社も卒業して数年後の今頃実現します。生きて開通が見られるだけでも良しとしないといけませんかな。
 鴫野駅と京橋駅の間で接続して、上の写真の赤川鉄橋で淀川を渡河して新大阪駅へ入るそうです、学研都市線でも一部路線の改良が行われ鴫野駅手前の狭隘部も見事に改良されました。
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 かつては人ひとりがやっとでしたが、拡幅された地下道です。
 色々探検したいのですが、主目的のために先を急ぎます。しかし、その前に大阪城へも立ち寄ります。知人のブログ便りを読んでいると「梅」が盛りとか。京橋駅から大阪城内へ入り梅園をめざします。しかし、近づけば近づくほど外国人大勢が漂ってきます。他から見れば自転車のオッちゃんこそ邪魔かもしれませんが。で、梅園を諦め城内の桃園としましょう。桃は、ちらほらから盛り直前まで白、ピンク等それぞれが天守閣や今太閤のビルをバックに咲いています。これで良いのだ・・・と、独り合点。
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 もも色の桃です。
 さて、桃で一息ついたら先を急ぎます。主たるミッションは愚妻の実家での所要を済ませること、約束の刻限が迫ってきています。
 彼岸も近いのでお仏壇へのお供えにと、靱公園脇の香月堂という和菓子屋さんで土産を。福島の病院へ通うタクシーの窓からよく見える店なのですが、「きんつば」という商品名がやたら大きく書かれていて、お店の名前を知ったのはこの日が初めて。
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 看板には商品名が非常にでかい。
 お仏壇用と自家消費用の二セットをいただく。老夫婦がきんつば主体に営んでおられる。手広くやるだけが商売ではない、という見本のようです。
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 川口教会の脇をすすむ。
 実家での用を済ませましたら、義兄が商品の蕎麦や出汁を持って帰れと用意していただくが、銀輪と背負い故丁寧にお断りする。以前押しに負けて背負って帰り、途中投げ出したくなる気になりました。戦国武将が敵の首を幾つも腰にぶら下げてという武勇伝は、適当な講釈話だと確信があります。
 復路は、四天王寺経由としていますがそれまでの間は、風まかせに走ります。大正区内の閑散とした商店街を突き抜けると、木津川に出ますが高速道路下に歩道橋が見えました。阪神高速道路17号西大阪線が木津川を渡る高架橋に敷設された、長大かつ非常に高い歩道橋です。
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 落合上渡船が行きます、高速道路に併設の歩道より。
 手前に見える防潮の木津川水門は閉門に約三時間かかるという、地震時の津波にはあまり役に立たないと、渡船の船頭が言っていたことを思い出します。設置目的が違うのでしかたがないですね。くわばらくわばら。
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 対岸の南海汐見橋線木津川駅です。寅さんでも降りてきそうですね。
 ここから、芦原橋大国町と通過して四天王寺まで一気にすすみます。四天王寺西の鳥居横には、漢方薬専門のお店。お参りの年寄りに受けるのでしょうか。
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 うどんや風一夜薬、ダラ助そして御岳百草丸と効きそうな薬の名が並びます。
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 そして一番御利益があるのが西の大門こと転法輪を供えた極楽門でしょう。ここから先の西に見える遙か彼方に浄土があるという。その庶民の極楽への願いは、彼岸の中日に極楽門から眺める、西の鳥居の中心線を沈む夕陽によって運ばれて行くと云います。
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 もう直ぐ彼岸、中日には善男善女が西方に願うのでしょうか。
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 四天王寺さんは「和宗」とか・・・親鸞様も
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 弘法大師様もおられます。
 先日お墓参りを済ませた親父さん、本日訪れた愚妻の両親の分も併せてご先祖様皆の供養を祈願して家路を急ぎましょう。
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 これが先に紹介した、靱公園脇の香月堂のきんつばです。
 帰宅後自身も一口いただきながら、愚妻に本日の報告とします。糖分が不足した脳みそに行き渡り記憶が戻ってきた所で、この項の下書きメモを記しています。
 お味は、薄皮が非常に薄く(?)素朴な甘みです。翌日以降は少々加熱して食べてくださいと、上品な奥様が説明くださいました。

 新線開通
 中学生 高大すぎて 定年に <定年山頭火