河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

ホテイアオイがダメなら 奥飛鳥に迷い込む

 本薬師寺跡のホテイアオイがダメなら彼岸花はどうか、と本日藤井寺市内での所要のついでに明日香村まで。奈良に入った所で路傍の卸売りセンターで、岡山産のピオーネと鳥取産の二十世紀梨そして多分近場産の無花果を求めました。週末あたりに襲撃に来る孫対策です。その近くのマクド(マックンとも呼んでいた頃もありましたね)で、昼飯用に何時もの500円セットを求める。同じマクドでも先週の店はオモチャが付いていましたが、同じ奈良でも今回は無し。
 一足早い七五参参りか

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 明日香まで高速を使うつもりは無いので、近くの廣瀬神社でチーズバーガーを食します。朝から一汗かいているので空腹で持参したバナナと薩摩芋も食べていると、脇でお嬢ちゃんとパパママが少し早い七五参のお参りにこられている。気を利かせシャッターをと言うのも、何故か気が利いているようで間が抜けたような雰囲気です。禰宜が御祓いをして、ご夫婦で交代で写真を撮っている。勢州の孫Kz君が5歳で宮参りすると伝わっているが、祝いに行きたいのですがコロナが阻みますね。
 稲淵を目差して来たが彼岸花は無い

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 村中心部いわゆる明日香銀座通りを抜けて稲淵方向へ進みます。しかし、目差す彼岸花は皆目無い、あるのは赤色の三角コーンのみだが、見ようでは彼岸花にも見えます。ホテイアオイ同様、コロナ禍対策で芽が出た彼岸花全て刈り取ったのか、と推理するほどです。
 休憩して無花果を食べる

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 こうならば見つけるまで進もうという決意。大した決意ではありませんが、ALTO STATION WAGON 660を背負っているだけにそれなりの決意です。逆に車無しでは後に引くしかありませんが。
 男綱、飛鳥川の飛び石そして女綱と進みますが、彼岸花の気配はありません。ぼちぼち奥飛鳥と呼ばれる所まできました。加夜奈留美命神社を中心に据えた栢森集落です。中心集落がある飛鳥と同じ飛鳥とはとても思えない異空間です。
 奥飛鳥中心街

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 更に奥に進むと奥飛鳥の最深部入谷集落。家屋は大和棟と呼ばれる伝統的な構造を保持しているとか。 集落がある地域の海抜は350~430mで、十数世帯が暮らしておられるそうです。
 奥明日香天空展望台案内

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 言い分けですが、彼岸花を求めて何がなんでも突き進むと言うのでは無く、途中から目的にもう一つの意味を持たせていました。ここまでの間に「奥明日香天空展望台」及び「ドッグラン ワイルド」と云う施設案内標識があり、これも目的地としていました。優柔不断、要は目標は何でも良いのであります。しかし、谷険しく天空は狭くなるばかりです。
 鉄扉を破り進入(そうぞと書かれていましたので)

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 遂に最後の関門と思われる二カ所目の鉄扉の向こうにはもう進む道はありません。車で進入する必要が無いので隙間から簡単に通過です。
 二カ所目の鉄扉

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 この先の階段上に奥明日香天空展望台とドッグランがあるようですが、既に力尽き果てております。よく見ると奥明日香地区への給水施設があるようで、この位置に給水タンクがあるとどの家庭でも勢いよく水道が出るでしょう。ちなみに、同所には大仁保神社がありました。  
 入谷でやっと見つけた彼岸花 奥が大和棟でしょうか

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 百メートルはバックで戻りました、急カーブで傾斜がきつく後悔しきりです。しかし、こんな後悔これまでの人生で、何度やったか分かりません。酒、博打に通じるものがあるなと、汗をかきつつ後悔しつつ。やっと方向転換したのは何方かの屋敷内ですがこの際ですので、緊急措置として無断侵入をご勘弁いただくことにしましょう。
 この谷を登って来ました

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 再び明日香銀座通りに戻り橘寺近くでトイレを兼ねて休息、脇を見ると何故かここの一角だけ彼岸花が満開です。そこで、当初愚僧が推理した「彼岸花打ち倒し」について村役場へ電話する。すると、そんな大変なこと出来ません、今年はやけに開花が遅いとは思っていましたが、愚僧のような問合せは初回と逆に感心されてしまいました。
 橘寺近くの彼岸花

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 飛鳥でも 飛鳥にあらず 奥飛鳥    <偐山頭火

 

 明日香村彼岸花開花情報(観光協会)