アフガニスタンのタリバン勢力の進行の様子を見ていると、46年前のベトナム戦争の記憶が蘇ります。サイゴンにロシア製のタンクが現れ大統領府の鉄扉を倒したと思ったら、官邸の執務ディスクには(北?)ベトナム兵が立っていました。
大統領執務机に座る偐ベトナム兵
朝日新聞社刊「ハノイは燃えている」を読み、開高健の「ベトナム戦記」に煽られたようにベトコンや(北)ベトナム支援の歌を唄い地下街にこもったり、御堂筋をデモ行進した世代に属する愚僧にとって、またぞろアメリカの敗北に見えます。
アフガン大統領執務室(報道写真より加工)
ベトナムには戦後何十年かして訪れたことがあります。錦の御旗に掲げていた「共産主義」の面影はあるものの、公休日だという日曜日に活動する軍のトラックの出動目的を聞くと「休みは山で紫檀や黒檀を探すのが当たり前」だという。ベトナム旅行に誘ってくれた友人に聞くとは輸出入の商いで関税での「賄賂」は当たり前だという。そして、20年間フリーズ状態であったベトナムは、アメリカ文化(瓶コーラの自販機やジュークボックス)の宝庫だといい、良い商売になっていたそうです。
ベトコン村でベトコン体験
アフガニスタンも何十年か後には、似た状態になっているのでしょうか。出来ることならイスラムの良い所を具現化した国家を構築してほしいものです。
ハノイは燃えている
確か矢でアメリカ軍機を落としたという記載もあったことを思い出します、竹槍でB29を撃ち落とそうとしたした「本土決戦」そして寸足らずの安倍マスクが重なってきます。歴史は一連ですね。