河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

ジベレリン処理

  一般的にはデラウエアーと呼び小粒の種なし葡萄を「種なし」にするジベレリン処理のことを言います。これが出来るまでは、非常に甘い葡萄なのですが口の中で種をより分ける手間で種の周りの酸味が残ったりする葡萄でした。この葡萄の成長期に作用して種を抜くというのが画期的で、都市近郊ぶどう農家の懐を膨らませたモノでした。当初薬害もあり、武田製薬はその処理に相当困っていたことを、新聞などで見聞きしていました。
 透明な薬剤 溶いて着色句剤を入れます

 我が家の広大(?)なデラウエア園も他に負けずと薬剤処理しました。昔の同僚に兼業農家が多かったので聞き取ると「忘れた・親の言うとおりにしてた」と情けない返事ばかり。仕方がないのでGW過ぎ頃にやっていたという証言を便りに住友化学KK相談室に聞くと、「標本木の葉が何葉かに分かれて・・・」とまた小うるさい返事(親切にしていただいて済みません)です。この際知人の記憶に今年の低温を加味して5月10日に決行としました。
 一房ずつコップに入れて浸透させます  処理すると少し赤みが差します

 着色されたのが処理済みと言うことで、30房ほど処理。薬は大量にあまりますが、特性から保存が効かないというので、ネオマスカットも処理しました。失敗して死なば諸共と言うことですね。一回目の処理で成長が止まり種はなくなりますが、房が小さくなるので10日後にもう一度処理すると普通の房に戻ると言うこと。なんだかチンプンカンプンですね。
 はびきの中央霊園近くのデラウエア畑

 この程行った智麻呂氏の墓参のおり、近くの葡萄畑の内部の様子です。まるで葡萄工場のようにオイルタンク、バーナーそしてパイプ類が張り巡らされています。この装置で季節ごとずらして、今頃は「はしり」として高級料亭では提供されていいるのでしょう。でも、近頃は油代、ビニールの処理費用等々で儲けが減ってきたとぼやかれます。
 我がクラインガルテン キュウリなす類です

 我がクラインガルテンの最近です。豆類は終わりに近づき、処理に(?)ご近所や少し離れた知人にお配りしています。ジャガイモの花が咲きましたが、成長にムラがあるようです。キュウリ、なすび、トマト、里芋類も順調に育っています。豆の跡にサツマイモを植えると今年はほぼ作業終了で収穫を待つのみです。

 ジャガイモ
 

 今日はバーベキュー先日の33回忌の時バーベキューに参加できなかった摂津勢が来るようです。布施駅前の桜本でホルモンを、その近くの池田商店でキムチを買い込んで準備万端です。畑は泥状態でKY君など掘り出した里芋状態になること間違いないでしょう。

 早く来い もっと来いが まだいてる  <偐山頭火