河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

智麻呂さんの墓参

 本日は愚僧の尊敬する智麻呂さんのお墓参りに行ってきました。河内の小阪教会の元牧師でした同師をめぐっては色々書き込みしていますが、今回は読書会若草同人の手芸作家H女子との同行です。愚僧は本年7月以来ですが同女とは3月に墓参に行った時に次は秋に・・・との約束をしていまして、その秋の墓参にお誘いしたという次第です。
 百合の花を手向けられました

 愚僧は手を合わせたのみ。これとてキリスト教とは永らく関わりを持っていましたが、墓参りの経験が無く取りあえず共同墓に向かって手を合わせました。洋画のシィーンでも墓参の描写はあるが手を合わせている様子は無いような気もするが、ジャパン方式としました。
 共同墓裏面 十字架の縦横に標準サイズの有無は知りませんが少し縦に長い様な

 前回は墓地の広場で八尾丸芝の大福餅でお茶としましたが、今回は竹之内街道を奈良へ越えた中将堂としました。彼女は竹之内街道も當麻も初めてと仰るので俄観光ガイドも務めましょう。竹之内街道は日本最古の官道・・・と喋っているうちに二上山を越えて當麻に。役場脇の路地を左折し直進すると當麻駅。その手前左にあるのが中将堂。葛飾柴又なら、とらやですが多分中将堂の方が先輩でしょう。
 中将堂中庭でお茶です

 店に入り右に進むと中庭があり少々の設えがとらやとの違いです。本日はテーブル中央に秋桜、上にはアケビが飾ってありました。良い秋を演出しています。暫くして団子とほうじ茶が運ばれてきて、四方山話も更に開花します。近くには當麻寺や石光寺等の観光地もありますが、本日はこの辺で。明日摂津から来る愚息と明後日から訪問する勢州の愚女用に土産を買い求め帰路に。
 H女子の作品 辰色々 作品名は愚僧の勝手な命名です

 H女子は永らく務められた工房を辞され、今まはご自身の休養とお孫さんのお世話に忙しいとか。そんな中で創作頂いたのが「辰色々」です。縁起物としての手芸作品として辰はかなり困難な題材だそうですが、見事にお創り頂きました。

 来年も 辰がのぼれば 倖くだる   <偐山頭火