河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

永代経

 菩提寺では無く寺の日常を支えている旦那寺でも無いが月参り等々をして頂いているお寺さん。寺にお墓があって代々という檀家でも無いのですが、月々の僅かなお布施をもって檀那寺と呼ばせて頂いている浄土真宗本願寺派常照寺の永代経に参加してきました。コロナ禍の影響で数年ぶりと云うが愚僧は初めての参加です。
 永代経告知

 常照寺山門から

 毎月初には山門脇の掲示板に教えの一部をわかりやすく解説しているが、今月は永代経の告知がされていました。お勤めは「正信偈」とあります。『正信偈』の「偈」はうた、ということですので、『正信偈』は、正しい信心のうた、ということです。『正信偈』は親鸞聖人の書き残されたものですので、『正信偈』はお経ではありません、とモノの書物には記されていますが読み上げる雰囲気はお経そのものでした。
 法話に力が入ります

 親鸞は九歳で出家し20年間比叡山で血のにじむような修行をしたのにもかかわらず、山を下り法然上人から悟りの道を教えられて・・・・と法話は続きます、お若い副住職さん解りやすく時に笑いも交えてその場を持ち上げられていました。次に御年91歳になろうかという住職の大師から長年の体験とつい数ヶ月前に告知を受けた癌のお話をなさって永代経は終了しました。
 常照寺女性トリオ

 住職のお孫さん3人によるバイオリンとリコーダーの演奏が第二部。時にお母様が参加してプラスワンになります。楽曲は嵐のLOVE SO SWEETと恩徳讃。同行した愚妻は大学が京都で仏教系でしたので恩徳讃は良く歌わされたと懐かしそうに歌っていました。嵐の曲もお寺の本堂で聴くとまた違った響きで良いものでした。住職もピアノを弾かれるそうで、小形ピアノが登場するのかと思っていましたが、バイオリン&リコーダーと女性ボーカルも良い響きでした。
 本堂に 響く弦の音 秋深し  <偐山頭火