河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

加賀「白山 中宮温泉」

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 岐阜と石川を結ぶ「スーパー林道」脇の標高600mの場所にある天正二年(1574年)開設の中宮温泉(ちゅうぐうおんせん)へ大学の仲間と遊んだ。小松インターからの道中に「一向一揆記念館」なるものがあった。越前で一向一揆があった年に開湯している。

 中宮温泉には温泉が湧く旧温泉街と、少し距離があるがここも源泉をパイプで引いている公設民営の「くろゆり荘」で旅の装束をといた。教授仲間が何十年も定宿にしているという気安さで、心から迎えてくれているのが肌で感じられる。

 早速温泉へ、大きな浴槽には源泉が相当な湯量で注ぎ込まれて、手取川へと放流されていく。向かいの山には降雨時のみに現れる滝が幾筋にも流れる。これが見られた人は幸運と、降雨を慰められた。

 白山登山にきたという関東からの同宿グループも降雨を嘆いていたが、強行すれば新聞に載りますよと皆で慰めたところ、目標を変更したという。

 今回の旅は、昨年急逝した同僚の追悼旅行であり、彼とともに入った「白峰温泉」につかるべきだったが、あまりにも急な来世への旅立ちだったため、我々も心の整理がつかず、白峰は通り過ぎて心で手を合わせるだけとした。

 路程:北陸道小松IC 40分
 写真:温泉、源泉注ぎ口、風呂向かいの山に幻の滝