なたね梅雨の合間に、ぼちぼち咲きかけていると伝え聞く梅をめでに上町台地散歩としました。まずは四天王寺さん近くの花屋さんで「高野槙」を求めて、父の月命日に供えることとします。いつもの境内の出店はお休み、お彼岸前の静養ですかな。
四天王寺さんにはお花の見所は聞きません。上町台地を北上すると、谷町六丁目の交差点付近には「生国魂神社」が鎮座。この社の北には、様々な神社が祀られていて「浄瑠璃神社」なるものもあります。そのためか、井原西鶴の銅像も鎮座されています。花はぼちぼちと行ったところでしょうか。
生国魂神社で初老の方に「高津の宮」をお教えした関係でもないが、予定通り千日前通りを渡りますと高津の宮。この宮さんの北側が梅園になっていて、丁度昼休み、近くの事業所から弁当持参で観梅に来られています。七部咲と云ったところでしょうか、
更に北を目指すとNHKや大阪府警のビルの隙間から大坂城が見えてきます。大手前から天守閣の脇を通り、東の梅園に。一ヶ月ほど前とは大違い、雁木坂もこれでは高速走行は無理。制動を効かせて人を避けつつ下ると、脇からは梅の香りが東風に吹かれてきます。ミニ「菅原道真」気分です。
さて、四天王寺から生国魂神社、高津の宮そして大坂城梅園と巡った梅散歩は、写真でご覧のように上々の出来でありました。梅で実際の季節の春を感じるとは現在では少々ミスマッチです。しかし、森ノ宮駅近くで見かけた大相撲ののぼりを見ておりますと、難波の春を再び実感します。好きな相撲の世界にも春近いことを願いながら、再び河内へとペダルを進めました。
写真:四天王寺さん、案内の丁寧な生国魂神社、同梅、高津の宮梅園、大坂城梅園、時津風部屋のぼり
上町台地梅散歩
○太子から 太閤さんへ 梅の道