河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「弘川寺 西行記念館秋季開館」

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 西行法師終焉の地南河内弘川寺に行きました。今月から来月20日まで西行法師の像や書画を展示しているというので見物と、気の早い紅葉を探して。

 弘川寺のある河南町と言いますと、竹之内街道に沿って近つ飛鳥と呼ばれる場所から、更に南へ葛城山に分け入るような場所です。近年では住宅開発やレジャーセンターが立地していていますが、それらをかき消すと何故斯様な場所にと思うほど鄙びた場所です。だから、西行が来たのだと言われたらそれまでですが。

 弘川寺へは数年前に、偽家持氏とMTB行で来ていますが、今回は楽ちんな車です。ですが、今回はファンカーゴでは無くStationwagonにMTBを積み込んで行きました。来週予定している、MTB行の予行演習を兼ねています。と、言いますのも旅行に行く時はトレンクルという小径折りたたみで行っていましたが、これからはMTBを積んで行こうと企んでおります。やはり、小径はロングライドには不向きです。

 さて、横道にそれました。西行像や書画の展示は本坊の脇に建てられた「西行記念館」で開催されています。西行八百年忌を記念して1989年に建てられた館内には西行法師木像、直筆の書や良寛禅師による書等など、鑑定団も震え上がるような一級の歴史資料や工芸品がさり気なく展示されています。見守る人も無く、参観者の規範意識が試されているような雰囲気です。

 本坊を入ると天然記念物の海棠、裏庭は枯山水。本堂やその周りを取り囲む雰囲気とは少し違っているが、表裏というのか明暗を醸し出しています。来月になれば紅葉が深みを増して、西行法師の求めた世の無常を演出していることでしょう。

 写真:本堂、枯れ枝と本坊、枯山水西行堂、西行墳、鎮守堂と鳥居、西行記念館

 弘川寺にて
 良寛も 山頭火も 偐も来た    <偐山頭火

 願はくは 桜のもとに 酒飲まん その杯に 花舞ううちに <偐西行