昨日来関西のマスコミを振り回しているのは「菜の花」の「花」盗賊事件です。昨日同場所を通りかかったおりに、今年の花は遅いんや・・・と思っていましたら、偐家持氏のブログを読んで菜の花の花泥棒事件と聴き地団駄を踏んでおりました。その時マスコミに駆け込むと「特ダネ」扱い、今年のピューリッツァー賞間違いなしでしたのに。
でも、偐記者兼偐探偵はめげません。「特落ち」の「追いかけ」記事でもその日の糧程度にはなるでしょう。と、再度現場を訪れたら同じ特落ち組が何社かお見えになっておられます。司馬遼太郎と菜の花忌については、耳にタコができるほどお聞きになっているので、重複は避けて私の所感でもお読みください。斯様な意見を持っていても、幾ら野菜が高いといえども偐山頭火「渇しても盗泉の水を飲まず」です。
さて、現場の状況ですがマスコミは司馬遼記念館を面に出されていますが、むしろ布施警察署の正面玄関と云う方が受けるのでは。布施署の前には布施高校がありますが、その校門前のプランターは全て被害を受けております。そこから、司馬遼記念館方向へは被害にムラがあります。生育の悪いのを避けたのでしょうか、又は寄付者(プランターは寄付で作られています)を選んだのか。警察署の前で斯様な大胆不敵な犯行は怪盗ルパンではとの噂も。
平静を装っている布施署内では「コナン少年」と「銭形警部」が捜査本部を立ち上げて懸命の捜査を行っている模様です。そこへ割って入ったのが司馬先生に恩義のある坂本龍馬と西郷吉之助。菜の花の敵はおいどんがと西郷が言えば、菜の花の危機は日本の夜更けぜよと龍馬が事件の解明を誓っているとか。
写真:布施署から布施高校方向、布施高校前の被害の様子、記念館への道、花だけを盗った見事な現場です