河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「河内のトライアングル花見行 玉串川&長瀬川流域」

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 昨日は河内平野の背骨のような、長瀬川玉串川沿いの桜を巡ってきました。両河川は、共に大和川から流れ出て八尾市「二俣」で分流して、河内平野を潤し、最後は共に大川に注ぎ込みます。江戸時代に大和川の流れが直接西へ向かうように切り替えられるまでは、それそれが古大和川筋として今の流路を流れていましたが、たび重なる洪水と戦った先人の努力で鎮められたものです。

 では、近鉄山本駅周辺です。この辺りは山本新田跡で、昭和初期の住宅開発で閑静な住宅地に変貌しています。玉串川の桜並木はこの辺りを中心に、川の両側に約4キロの並木が続きます。線路を渡り遡りますと、山本球場辺りには親水公園も設置されています。おゆばというSSの看板も桜越しに見ると趣が違います。

 更に遡ると二俣です。ご覧の通りの二股ですね、ここから長瀬川を下りますと八尾市安中辺りまで来ました。安中も新田開発された場所で、その事務所があった会所跡も保存されていますが、本日はパスします。長瀬川では水路を利用した舟運でも栄えました。河内で出来た綿などを積み下ろしした、船着き場には舟の安全を祈願した灯籠も残っています。

 東大阪市内に入り近鉄長瀬駅を通過すると、菱屋西地区です。ここも新田開発された場所で跡地に閑静な住宅街が続いていますが、戦前は映画スタジオがあって「東洋のハリウッド」と呼ばれていました。火災で消失し機能が京都に移転したそうです。長瀬川筋の桜は、左堤に植樹されているのが多いのが特徴ですね。さて、ぼちぼち我が家に近づいて来ました、以上で河内トライアングル花見といたします。

 写真:玉串川の桜、新田跡石碑、玉串川球場辺り、おゆばの看板、二俣(奥からの流れが長瀬川、分かれて左玉串川、右長瀬川)、長瀬川安中辺り、船着き場、長瀬川菱屋西辺り

 河内トライアングル
 古く綿 今は花見が 行き来する    <偐山頭火