河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「深江の菅笠とお伊勢さん」

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 落語東の旅は、大坂からお伊勢参りをする旅を、途切れ途切れで落語にしたものです。出だしは玉造から出発して暗峠を越えて奈良に入ります。最後は「三十石」舟で伏見から淀川を下って元に戻るという、いわば観光話です。西へ向かうと、金比羅参りをした旅人が大阪湾を船でショートカットする部分で成立する「兵庫船」というお題があります。

 本日は家族と会食します。久しぶりに帰ってくる、娘夫婦と息子とでターミナルのホテルにしました。自宅で食べても、結局は愚妻に負担が集まりますので、大判振る舞いです。で、私も少しおめかしに散髪です。そのついでに寄り道をしたのが、東成区にある「深江郷土資料館」です。

 東の旅では、清八と喜六は深江で旅の笠を買い求めます。その伝統を受け継いでいるのが深江郷土資料館です。住民の参画で菅田の復元や伝統工芸の鋳物文化を伝えようというものです。ボランティアで運営されているので、土日しか開館しておりません。

 東の旅がお伊勢さんへの旅故でしょうか、ここでは伊勢の遷宮に合わせて特大の菅笠を奉納しているという。実物大のものが展示してありますが、かなり大きいです。ここ暫く、お伊勢さんの遷宮に纏わる話題が多い中、あまり派手さは無いですが、落語と伊勢そして菅笠の話題でした。

 写真:深江神社、復元菅田、奉納した菅笠と説明、奈良街道の道標、付近案内板

 深江の菅笠
 笠を買い 喜八静六 伊勢の道     <偐山頭火